第1章
色彩の科学
色彩の科学
《ブレスレット》《ブレスレット》のディテール ゴールド、プラチナ、シトリン、ダイヤモンド 1940年頃 ブルガリ・ヘリテージ・コレクション
撮影 マチュー・ラヴァンシー
自然と創造性とをつなぐ力である色彩は、物質と人間の直感が一体となり、まるで錬金術のように美しさを生み出す表現手段です。

アーティスト
森万里子
静止の中に漂いながら、静謐な光を放つ森万里子の煌めく 《Onogoro Stone III》。神代の創世神話に根ざしながらも、未来的な素材で形作られた作品によって彼女は、色合いが神聖な起源、均衡、時を超えた宇宙の調和を囁く、瞑想的な空間を創造しています。 写真クレジット:森万里子のポートレート撮影/下村一喜